IRONCAD 2023【2023年9月5日 リリース】
機械設計向け3D CAD「IRONCAD(アイアンキャド)」の日本・ASEANの総代理店である株式会社クリエイティブマシンは、IRONCADの新バージョン『IronCAD Design Collaboration Suite 2023』を2023年9月5日(火)にリリースします。
機械設計向けミッドレンジ3D CAD『IRONCAD』とは?
『IRONCAD(アイアンキャド)』は、抜群の操作性を誇る3D CAD。
「カタログ」からのドラッグ&ドロップ、拘束を使わない配置ツール「TriBall(トライボール)」などの独自機能により、すばやいモデリングが可能です。
パーツとアセンブリを同一に扱えるため、構想設計に適しており、アイデアをすぐ形にできます。
簡単なので、習得にも時間がかかりません。
装置・治具などの機械設計において、設計のスピードアップと大幅な工数削減が可能です。
「IRONCAD 2023」の新機能の一部を紹介
大規模アセンブリのボックス選択速度の向上
大規模アセンブリデータをマウスで囲むようにボックス選択する際、選択速度が大幅に改善されました。右から左(少しでも選択範囲にかかるものすべてを選択)、左から右(完全に選択範囲に収まるもののみ選択)両方のボックス選択のパフォーマンスが向上しています。
プロパティリストブラウザを追加
オブジェクトビューアの横に、カタログアイテムや選択オブジェクトのプロパティ情報を可視化できるプロパティリストブラウザが新たに追加されました。プロパティリストを表示しカタログアイテムを選択すると、設定されているプロパティ情報が素早く確認できます。
シーンレベルの3D断面機能を追加
複数の平面セクションをシーンに設定し、より高度な3D断面を見られるようになりました。作成した3D断面ビューは保存し、すばやく呼び出すことができます。シーン画面下部のステータスバーから操作します。
SmartMotionエディタが大幅リニューアル
SmartMotionエディタのユーザーインターフェースが大幅にリニューアルされ、アニメーションの修正、実行、エクスポートをエディター内で実施可能になりました。また、「ビューポート」が追加され、タイムラインで視野をコントロールできるようになりました。
3D曲線にSmartDimensionで寸法を指定
3D曲線にSmartDimensionで寸法指定ができるようになりました。従来は右クリックで長さの編集ができましたが、SmartDimensionを使用できることにより、視認性や操作性が大幅に向上されました。
ねじ山の開始位置を切り替え
ねじ山の深さを座ぐりを含めて設定できるようになりました。[座ぐりを含めない](新オプション) にチェックを入れると、ねじ穴の深さ寸法が、座ぐりを含めない値になります。ねじ山の注釈については、あらかじめ [スタイルとレイヤー] の [寸法] でスタイルを設定できます。
[配置拘束] の拘束の種類とUIを変更
配置拘束機能は、「標準的な拘束」と「高度な拘束」の2種類に分けられ、「高度な拘束」として [対称]、[幅]、[パス] の新たな拘束が追加されました。[パス]拘束 はパーツ/アセンブリをエッジなどの線上で動かすことができ、特定の経路で動作確認する場合に有効です。
プロパティテンプレートの改善とプロパティ タブ エディタの追加
3Dの [オプション] → [テンプレート] で追加可能なプロパティに、[ユーザー名]、[パーツ番号]、[説明](パーツ/アセンブリのプロパティ → [全般] にある項目)などの「システム プロパティ」が追加されました。また、パーツ/アセンブリの右クリックメニューからプロパティ エディタを開いて、テンプレートに登録したプロパティを編集できるようになりました。プロパティ タブ エディタを開いた場合は、既定のプロパティも編集可能です。プロパティ エディタ を使用する際は、[オプション]画面 でパーツ/アセンブリにテンプレートを割り当てる必要があります。
PDFエクスポートの機能強化
CAXA Draftの図面をPDFにエクスポートする時、ベクター曲線に対応し、ファイルサイズを大幅に削減してエクスポートできるようになりました。またフォントも保持されます。
AutoCAD 図面テンプレートファイル「DWT」の読み込みをサポート
AutoCAD 図面テンプレートファイル「DWT」ファイルをCAXA Draftで開けるようになりました。
最新のトランスレーターバージョンをサポート
IRONCAD Translatorが更新され、最新バージョンの標準フォーマットに対応しました。サポートするフォーマットは以下の通りです。
- CATIA V5:V5R8 – V5–6R2023
- Creo:16 – Creo 9.0
- NX:11 – NX 2212
- Inventor:V11 – V2023
- SolidWorks:98 – 2023
- SolidEdge:V18 – SE 2023
- JT Import:8 – 10.2, 10.3, 10.5, 10.6, and 10.7, And Graphics Import
- IFC:IFC2x3, IFC4
- Rhino:V2-7
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